大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。年に数回開催し、親子関係や、その他現代の子どもを取り巻く様々な問題に関する悩みを話し合い、ご一緒に考えています。
前回、10月の学習会に続いて、12月も子どもたちの「思春期」について考えます。
10月は思春期の親子関係に焦点を当てましたが、12月は、思春期の子どもたち自身にいったい何が起こっているのかをテーマとします。
テキストは、現代の中学生を描いた小説、重松清著『エイジ』(新潮文庫)です。
中学生ともなると何を考えているのやらわかりにくいものですが、小説ですから、彼らの家庭や学校での思いが見事に表現されています。
小説の舞台装置としての「通り魔事件」をきっかけに、子どもたちが世間に「嘘くささ」を感じ、また自分自身にも戸惑います。
「思春期」とは何かがよく描かれていると思いますが、お子様のことや、ご自身の思春期に思い当たるようなところはあるでしょうか。
また、20年近く前に書かれた本書は、すでに生活、文化的には少々古いですが、テーマの一つである「シカト(=無視)」は現代版のいじめを象徴するものだと思います。
鶏鳴学園の中学生クラスの授業でも教材にしている小説なので、学習会では子どもたちの声も紹介します。
記
- 日時:12月3日(日曜)14:00~16:00
- 場所:鶏鳴学園
- 参加費:1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)
- テキスト:重松 清著『エイジ』(新潮文庫)
※ 時間が許す範囲で、またご興味に応じてお読みください。
文学研究ではなく、目の前の子どもへの理解を深めるために、話し合う材料の一つとしましょう。
参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
みなさまのお申し込みをお待ちしています。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html
鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 家庭論学習会事務局