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2021年8月学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。
親子関係や、子どもたちを取り巻く様々な問題に関して話し合い、学び合う会です。

 

アガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』をテキストとして、下記の通りオンライン学習会を行います。
クリスティーと言えば推理小説ですが、そうではない小説もあり、当初は別のペンネームで出版されました。
その中の一作です。
殺人事件は起こらないのですが、なかなかミステリアスです。

主婦のジョーンは、その才覚と気遣いでよい家庭を築いてきたと自負していましたが、自らの人間性や生き方の薄っぺらさに気付いていきます。
夫や子、その他の誰とも深く理解し合うことのない人生。
そうした生き方のぞっとするような孤独と、その本質を、小説の最後までをかけて描き切っています。

私は、この社会には女性差別がある一方で、家庭の多くは実質的には妻が牛耳っているのではないか、それは一体どういうことなのだろうということが心に引っかかってきましたが、ジョーンもそのタイプです。
私の親世代の家庭の多くがそのようですし、また、鶏鳴学園の生徒たちの作文にもお母さんはよく登場するのですが、お父さんの影がたいへん薄いです。
その現実を、80年も前にクリスティーがリアルに描いていたことも、おもしろいと思いました。

 

どうぞテキストを読んでご参加ください。
小説ですから、いつも以上にラフに話し合いましょう。

 

  1. 日時  :8月1日(日曜)13:00~15:00(今回は、これまでより開催時刻が1時間早いので、その点ご留意ください)
  2. 形態  :Zoomによるオンライン開催
  3. テキスト:アガサ・クリスティー著『春にして君を離れ』(早川書房 クリスティー文庫81)
  4. 参加費 :1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)

 

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
お待ちしています。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

 

鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 「家庭・子育て・自立」学習会事務局

2021年3月学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。
親子関係や、子どもたちを取り巻く様々な問題に関して話し合い、学び合う会です。

 

来月、青木省三著『ぼくらの中の発達障害』をテキストとして、下記の通りオンライン学習会を行います。
青木氏は、特に思春期・青年期を専門とする精神科医です。

近年「発達障害」という言葉をよく耳にするようになり、2012年の文科省の調査によれば、学校の教師たちが小中学生の6.5%に「発達障害」の可能性を見ているとのことです。

しかし、そもそも「発達障害」とは何なのか、これが大問題だと思います。
この「障害」は、医学においてもまだ半世紀ほどの歴史しかありません。
なぜ、私たちの社会に、今この「障害」に戸惑い、苦しむ人が増えているのでしょうか。

「発達障害」にも様々なケースがあり、安易には論じられませんが、私には、青木氏が述べていることが「障害」を持つ子どもだけの問題のようには思えません。
広く思春期の子どもたちの課題や、人間関係の悩みの本質であるように思えるのです。

ご一緒に考えてみませんか。

 

テキストは、第五章まで目を通してご参加ください。
特に第三章のp89-93、第四章のp100-104について、皆さまはどのようにお考えになるでしょうか。

  1. 日時  :3月7日(日曜)14:00~16:30
  2. 形態  :Zoomによるオンライン開催
  3. テキスト:青木 省三 著『ぼくらの中の発達障害』(ちくまプリマ―新書)
  4. 参加費 :1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)

 

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
お待ちしています。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

 

鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 「家庭・子育て・自立」学習会事務局

2020年12月学習会のご案内

「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。
 親子関係や、子どもを取り巻く様々な問題に関して話し合い、学び合う会です。

 

来月、西郷孝彦著『校則なくした中学校』をテキストとして、下記の通りオンライン学習会を行います。

テキストは、世田谷区立桜丘中学校の大改革の記録です。
著者は、この公立中学校の改革に10年取り組んできた校長です。

さて、テキストのタイトルですが、校則がないのがよい学校でしょうか。
西郷氏は、なぜ、何をどう考えて「校則をなくした」のか。
現在の学校にどんな問題があり、本来学校はどうあるべきなのか。
また、親子関係は、またもっと広く、教育はどうあるべきか。
内容が具体的で、読みやすく、ヒントが満載です。

みなさま、どうぞ奮ってご参加ください。
テキストは、時間の許す範囲で読んでみてください。
学習会当日、大事な箇所は確認しながら進めます。

  1. 日時  :12月12日(土曜)14:00~16:30
  2. 形態  :Zoomによるオンライン開催
  3. テキスト:西郷孝彦著『校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール』(小学館)
  4. 参加費 :1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
お待ちしています。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

 

鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 家庭論学習会事務局

2020年8月学習会のご案内

 「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。
 親子関係や、子どもを取り巻く様々な問題に関して話し合い、学び合う会です。

 

来月、下記の通り、1年半ぶりに学習会を行います。
新型コロナ感染症の先行きが不透明なため、初のオンラインでの開催です。

テキストは、河合 隼雄 著『子どもと学校』(岩波新書)です。
教育に関する評論文です。

著者の河合 隼雄(1928~2007年)は、心理学者、および教育学博士であり、京都大学名誉教授や文化庁長官を務めました。
学者らしからぬ柔軟さで、鋭く本質を突く大物です。

子どもの生活や学習に「問題」があるとき、その「問題」をどうとらえ、どう対応するべきなのか、思春期とは何か、「父親」はどうあるべきなのかなど、大事な論点が盛りだくさんです。

学習会では、主に下記の箇所を読みます。
時間の許す範囲で読んでみてください。
ただし、学習会当日、大事な箇所は確認しながら進めます。

Ⅰ章 「教育の価値を見直す」  p1~30
Ⅲ章 4節「不登校の「処方箋」」 p132~154
Ⅳ章 2節「性の理解と教育」  p200~230

※Ⅱ章も本来大切な論点ですが、河合の「個性」が何を意味するのか、その考えが曖昧で不十分だと思います。
時間が許せば目を通してみてください。

  1. 日時  :8月30日(日曜)14:00~17:00 
  2. 形態  :Zoomによるオンライン開催
  3. 参加費 :1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)
  4. テキスト:河合 隼雄 著『子どもと学校』(岩波新書 212)

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
お待ちしています。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
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十二月学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。
年に数回開催し、親子関係や、子どもを取り巻く様々な問題に関して話し合い、学び合う会です。

 

来月は、石牟礼道子著『新装版 苦海浄土 わが水俣病』の読書会です。

四大公害病の一つ、水俣病に苦しむ人々の魂の声を、詩のように綴った文学です。
今回は、直接に家庭や子育てがテーマではありませんが、素晴らしい作品であり、また私たちの時代や生き方を問うものです。

私の親の世代が高度経済成長に邁進する中、一方で恐ろしい公害病が長年放置されました。
しかし、この作品はたんにその問題を告発するルポルタージュではありません。
病のためにしゃべれない患者や、病ゆえに地域で孤立した患者家族の思いを、石牟礼が代わって豊かに語ります。

石牟礼は、彼女が暮らす地域で起こったこの問題を綴ることをライフワークとしました。
また、患者を支えるために運動しました。
一人の女性の生き方としても惹かれます。

詳細は、下記※をご覧ください。

 

学習会では、一章から四章までを読みます。
一・二章の読みづらい箇所は読み飛ばし、本書の山である三・四章をぜひお読みください。
当日背景をお話しします。

  1. 日時:12月15日(土曜)14:00~16:00
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)
  4. テキスト:石牟礼道子著『新装版 苦海浄土 わが水俣病』(講談社文庫 2004年~)
    ※ ページ数が揃うように、現在一般の書店で販売されている上記をお買い求めください。

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
お待ちしています。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 家庭論学習会事務局

 

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※ 詳細

  • 水俣病事件

水俣病は、1950年代から熊本県水俣市などで多発した公害病です。
プラスチックの原料を製造する化学メーカー、チッソの工場排水に含まれていた有機水銀に魚介が汚染され、それを食べた人間が中枢神経を侵されました。

また、胎児まで罹患しました。
当時の世界の医学の常識に反して、毒素が母親の胎盤を通過したのです。
何年経っても首もすわらない子どもや、亡くなる子どももありました。

ところが、工場排水はその後も十余年流され続け、被害が拡大したのです。

 

  • 『苦海浄土』

小さな漁村に多数の患者や死者が出ても、その対応は遅れに遅れ、水俣病問題は石牟礼道子が『苦海浄土』を書いたことによって、ようやく全国に知られました。

しかし、本書は、たんに加害企業のチッソを糾弾するものではありません。
患者や家族がどんな思いで生きてきたのか、その悲しみだけでなく、生きる尊厳や喜びも描きました。
彼らの思いがその抑圧から解き放たれるように、詩のように語られます。
チッソが当時の人々にとって高度経済成長を象徴する希望であった、その思いまでもが生き生きと表現されているのです。

なお、今学期、本書を鶏鳴学園、高1クラスのテキストとしました。
戦後の日本文学の最高傑作と言われる本書は、表現が優れているだけではなく、近代とは何か、人間とは何かを深いレベルで問うものだからです。
また、国策企業であったチッソによる水俣病問題は、福島の原発事故問題と構造的に非常に似かよっています。

 

  • 石牟礼道子

『苦海浄土』の著者、石牟礼道子は、チッソの企業城下町であった水俣で、長年捨て置かれた患者や家族に当初から寄り添い、憑りつかれたように筆を執りました。

戦中戦後から様々な疑問を抱いていた彼女は、水俣病患者と出会ったとき、自らの使命を自覚したのでしょう。
患者さんたちに「つかまっていったとしか言いようがない」と語っています。

殊に女性がそういった仕事をすることに、幾多の軋轢がありながら、やめようとは思わなかったそうです。
女性としての一生活者の視点が、彼女の仕事を貫いていると感じます。

<石牟礼道子 略歴>

1927年(昭2)生誕
1940 (昭15)13歳 小学校卒業後、実務学校(現・水俣高校)入学
1943 (昭18)16歳 代用教員錬成所に入学し、二学期から小学校に勤務
1947 (昭22)20歳 退職。結婚。翌年、長男誕生
1954 (昭29)27歳 詩人、谷川雁と出会う。漁村に水俣病が多発し始める
1960 (昭35)33歳 雑誌『サークル村』に『奇病』(「ゆき女きき書」初稿)掲載
1968 (昭43)41歳 「水俣病対策市民会議」結成に参画
1969 (昭44)42歳『苦海浄土』を出版。熊本地裁に提訴した患者などと共に行動し始める
1973 (昭48)46歳『苦海浄土・第三部』まで書き終える。その後も著作や運動を続ける
2000 (平12)73歳 パーキンソン病発症
2018 (平30)90歳 死去

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十二月の学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。年に数回開催し、親子関係や、その他現代の子どもを取り巻く様々な問題に関する悩みを話し合い、ご一緒に考えています。

 

前回、10月の学習会に続いて、12月も子どもたちの「思春期」について考えます。

10月は思春期の親子関係に焦点を当てましたが、12月は、思春期の子どもたち自身にいったい何が起こっているのかをテーマとします。

 

テキストは、現代の中学生を描いた小説、重松清著『エイジ』(新潮文庫)です。
中学生ともなると何を考えているのやらわかりにくいものですが、小説ですから、彼らの家庭や学校での思いが見事に表現されています。

小説の舞台装置としての「通り魔事件」をきっかけに、子どもたちが世間に「嘘くささ」を感じ、また自分自身にも戸惑います。
「思春期」とは何かがよく描かれていると思いますが、お子様のことや、ご自身の思春期に思い当たるようなところはあるでしょうか。

また、20年近く前に書かれた本書は、すでに生活、文化的には少々古いですが、テーマの一つである「シカト(=無視)」は現代版のいじめを象徴するものだと思います。

鶏鳴学園の中学生クラスの授業でも教材にしている小説なので、学習会では子どもたちの声も紹介します。

  1. 日時:12月3日(日曜)14:00~16:00
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)
  4. テキスト:重松 清著『エイジ』(新潮文庫)
    ※ 時間が許す範囲で、またご興味に応じてお読みください。
    文学研究ではなく、目の前の子どもへの理解を深めるために、話し合う材料の一つとしましょう。

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
みなさまのお申し込みをお待ちしています。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 家庭論学習会事務局

十月の学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。年に数回開催し、親子関係や、その他現代の子どもを取り巻く様々な問題に関する悩みを話し合い、ご一緒に考えています。

 

10月の学習会は「思春期」がテーマです。

ルソーの教育論に「私たちはいわば二度この世に生まれる。一度目は存在するために、二度目は生きるために」とあり、この「二度目」が思春期です。
一度目は親から生を与えられ、しかし二度目は、自分の人生を生きていくために、本人が自分で生まれ直さなければなりません。

親としても戸惑うことが多く、いわば子育ての山場です。
思春期という大切な節目について理解を深めることが、子どものために、また親自身のためにも肝要です。
様々な問題が表面化する時期ですが、親子共に成長するチャンスだと考えます。

ネットで読むことができる論文を、テキストにします。
思春期の問題がわずか6ページによくまとめられています。
自分の感情がみえなくなる「よい子」や、体調を崩す子どもの問題も取り上げています。
論文を書いた乾  義輝氏は、元公立高校教師で、県立法隆寺国際高等学校校長を務めた後、現在は奈良教育研究所に勤務されています。

  1. 日時:10月15日(日曜)14:00~16:00
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)
  4. テキスト:乾 義輝「 豊かな人間性を培う家庭教育の推進 ―「思春期」家庭の支援の在り方― 」
    http://www.nps.ed.jp/nara-c/gakushi/kiyou/h17/data/a/a15.pdf
    ※テキストは上記アドレスで見ることができますが、参加申し込み者には念のため、テキストのPDFファイルをメールに添付してお送りします。また、印刷ができない等ご事情があれば、印刷したものを郵送します。

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

鶏鳴学園講師 田中由美子
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七月の学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。年に数回開催し、親子関係や、その他現代の子どもを取り巻く様々な問題に関する悩みを話し合い、ご一緒に考えています。

 

七月の学習会は「教育虐待」がテーマです。
この言葉をつい最近知りました。
子どもの教育に関して、家庭や学校で、意図的か否かに関わらず「虐待」が少なからず起こっているというのが、テキストの著者の問題意識です。

著者、古荘氏は、小児科医、児童精神科医であり、現在は青山学院大学の教授も務めています。
患者として接してきた若者たちの悩みに、大学でも少なからず遭遇し、衝撃を受けたと述べます。
「恵まれた家庭で育ち、何の問題もないように見える多くの学生が、成長過程で抱えた心の問題を積み残したまま、大学に入学して」、「授業に出て来られなってしまう学生もたくさんいます」と述べています。

特別な学校や家庭での問題としてではなく、この問題を切り口に私たちの社会や教育、子育てについて、考えてみましょう。

  1. 日時:2017年7月23日(日曜)14:00~16:00
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)
  4. テキスト:古荘純一・磯崎祐介著 『教育(虐待・教育ネグレクト 日本の教育システムと親が抱える問題』(光文社新書 2015年)

※「はじめに」と第1章を中心に、第4章まで読みます。拾い読みしながら進めます。事前に読む時間のとれない方も、ぜひ奮ってご参加ください。

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

鶏鳴学園講師 田中由美子
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五月の学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。年に数回開催し、親子関係や、その他現代の子どもを取り巻く様々な問題に関する悩みを話し合い、ご一緒に考えています。

 

5月は、山田太一の親子論を読みます。
山田氏はテレビドラマの脚本家であり、『男たちの旅路』や、『岸辺のアルバム』、『ふぞろいの林檎たち』など家族を描いたドラマが70~80年代にヒットしました。
今回のテキストは、彼自身の子育てや、子ども時代の経験、親への思いが率直につづられているところが魅力です。

彼は、その経験をもとに、子どもは親の教育次第だなどと考えるのは傲慢であり、親ができることは「ほんの少しばかり」だと述べています。

確かに、子育てのプレッシャーが大きく、子どもも疲れ気味である現状は問題です。

しかし、親に子育てについての一定の責任があるのも事実です。
親ができる「ほんの少しばかり」のこととは何なのでしょうか。
話し合ってみませんか。

 

  1. 日時:2017年5月14日(日曜)14:00~16:00
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円
  4. テキスト:山田太一著『親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと』(PHP新書 2014年)

※第一章のp50までを中心に読みます。拾い読みしながら話し合う気軽な会です。事前に読む時間のとれない方も、ぜひ奮ってご参加ください。

 

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

 

鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 家庭論学習会事務局

三月の学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。年に数回開催し、親子関係や、その他現代の子どもを取り巻く様々な問題に関する悩みを話し合い、ご一緒に考えています。

 

3月の学習会は、昨年12月に引き続きケータイ・スマホがテーマです。
今回は、子どもにケータイ・スマホを買い与える保護者として知っておくべきこと、やっておくべきこと、また、この問題の親子間での話し合いなど、具体策について考えます。

まず、子どものスマホに関してどんな問題が起こっているのか、起こり得るのか、友人関係の問題の他、一般社会とネットでつながることによるトラブルについても学びます。

Wi-Fiにも対応するフィルタリングなど技術的な対策の情報を得て、またそのことを含めて子どもとどのように話し合っていけるか、考えてみましょう。
使い方のルールを親子で交わすとすれば、どんな項目にすべきでしょうか。
本やネットで見られるルールの例は、たんに「時間管理」のためのものが多く、子どもの反感を買うだけで、実生活で機能しそうにありません。
いくつかの例をたたき台にして、私たちそれぞれの思いを込めたルール案も考えてみます。

すでにお子様にスマホを持たせておられる保護者の方、またゲームの問題にお悩みの方にも、参考にしにしていただけると思います。

 

なお、今年は、学習会の時間を、これまでの2時間半から2時間に短縮します。
どうぞお気軽にご参加ください。

  1. 日時:2017年3月19日(日曜)14:00~16:00 
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円
  4. テキスト:竹内和雄著『スマホチルドレン対応マニュアル』(中公新書ラクレ2013年)
    ※ 学習会では4章や5章などを中心に大切な箇所を拾い読みしながら進めます。事前に読む時間のとれない方も、ぜひ奮ってご参加ください。

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
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