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十二月学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。
年に数回開催し、親子関係や、子どもを取り巻く様々な問題に関して話し合い、学び合う会です。

 

来月は、石牟礼道子著『新装版 苦海浄土 わが水俣病』の読書会です。

四大公害病の一つ、水俣病に苦しむ人々の魂の声を、詩のように綴った文学です。
今回は、直接に家庭や子育てがテーマではありませんが、素晴らしい作品であり、また私たちの時代や生き方を問うものです。

私の親の世代が高度経済成長に邁進する中、一方で恐ろしい公害病が長年放置されました。
しかし、この作品はたんにその問題を告発するルポルタージュではありません。
病のためにしゃべれない患者や、病ゆえに地域で孤立した患者家族の思いを、石牟礼が代わって豊かに語ります。

石牟礼は、彼女が暮らす地域で起こったこの問題を綴ることをライフワークとしました。
また、患者を支えるために運動しました。
一人の女性の生き方としても惹かれます。

詳細は、下記※をご覧ください。

 

学習会では、一章から四章までを読みます。
一・二章の読みづらい箇所は読み飛ばし、本書の山である三・四章をぜひお読みください。
当日背景をお話しします。

  1. 日時:12月15日(土曜)14:00~16:00
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)
  4. テキスト:石牟礼道子著『新装版 苦海浄土 わが水俣病』(講談社文庫 2004年~)
    ※ ページ数が揃うように、現在一般の書店で販売されている上記をお買い求めください。

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
お待ちしています。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 家庭論学習会事務局

 

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※ 詳細

  • 水俣病事件

水俣病は、1950年代から熊本県水俣市などで多発した公害病です。
プラスチックの原料を製造する化学メーカー、チッソの工場排水に含まれていた有機水銀に魚介が汚染され、それを食べた人間が中枢神経を侵されました。

また、胎児まで罹患しました。
当時の世界の医学の常識に反して、毒素が母親の胎盤を通過したのです。
何年経っても首もすわらない子どもや、亡くなる子どももありました。

ところが、工場排水はその後も十余年流され続け、被害が拡大したのです。

 

  • 『苦海浄土』

小さな漁村に多数の患者や死者が出ても、その対応は遅れに遅れ、水俣病問題は石牟礼道子が『苦海浄土』を書いたことによって、ようやく全国に知られました。

しかし、本書は、たんに加害企業のチッソを糾弾するものではありません。
患者や家族がどんな思いで生きてきたのか、その悲しみだけでなく、生きる尊厳や喜びも描きました。
彼らの思いがその抑圧から解き放たれるように、詩のように語られます。
チッソが当時の人々にとって高度経済成長を象徴する希望であった、その思いまでもが生き生きと表現されているのです。

なお、今学期、本書を鶏鳴学園、高1クラスのテキストとしました。
戦後の日本文学の最高傑作と言われる本書は、表現が優れているだけではなく、近代とは何か、人間とは何かを深いレベルで問うものだからです。
また、国策企業であったチッソによる水俣病問題は、福島の原発事故問題と構造的に非常に似かよっています。

 

  • 石牟礼道子

『苦海浄土』の著者、石牟礼道子は、チッソの企業城下町であった水俣で、長年捨て置かれた患者や家族に当初から寄り添い、憑りつかれたように筆を執りました。

戦中戦後から様々な疑問を抱いていた彼女は、水俣病患者と出会ったとき、自らの使命を自覚したのでしょう。
患者さんたちに「つかまっていったとしか言いようがない」と語っています。

殊に女性がそういった仕事をすることに、幾多の軋轢がありながら、やめようとは思わなかったそうです。
女性としての一生活者の視点が、彼女の仕事を貫いていると感じます。

<石牟礼道子 略歴>

1927年(昭2)生誕
1940 (昭15)13歳 小学校卒業後、実務学校(現・水俣高校)入学
1943 (昭18)16歳 代用教員錬成所に入学し、二学期から小学校に勤務
1947 (昭22)20歳 退職。結婚。翌年、長男誕生
1954 (昭29)27歳 詩人、谷川雁と出会う。漁村に水俣病が多発し始める
1960 (昭35)33歳 雑誌『サークル村』に『奇病』(「ゆき女きき書」初稿)掲載
1968 (昭43)41歳 「水俣病対策市民会議」結成に参画
1969 (昭44)42歳『苦海浄土』を出版。熊本地裁に提訴した患者などと共に行動し始める
1973 (昭48)46歳『苦海浄土・第三部』まで書き終える。その後も著作や運動を続ける
2000 (平12)73歳 パーキンソン病発症
2018 (平30)90歳 死去

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十二月の学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。年に数回開催し、親子関係や、その他現代の子どもを取り巻く様々な問題に関する悩みを話し合い、ご一緒に考えています。

 

前回、10月の学習会に続いて、12月も子どもたちの「思春期」について考えます。

10月は思春期の親子関係に焦点を当てましたが、12月は、思春期の子どもたち自身にいったい何が起こっているのかをテーマとします。

 

テキストは、現代の中学生を描いた小説、重松清著『エイジ』(新潮文庫)です。
中学生ともなると何を考えているのやらわかりにくいものですが、小説ですから、彼らの家庭や学校での思いが見事に表現されています。

小説の舞台装置としての「通り魔事件」をきっかけに、子どもたちが世間に「嘘くささ」を感じ、また自分自身にも戸惑います。
「思春期」とは何かがよく描かれていると思いますが、お子様のことや、ご自身の思春期に思い当たるようなところはあるでしょうか。

また、20年近く前に書かれた本書は、すでに生活、文化的には少々古いですが、テーマの一つである「シカト(=無視)」は現代版のいじめを象徴するものだと思います。

鶏鳴学園の中学生クラスの授業でも教材にしている小説なので、学習会では子どもたちの声も紹介します。

  1. 日時:12月3日(日曜)14:00~16:00
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)
  4. テキスト:重松 清著『エイジ』(新潮文庫)
    ※ 時間が許す範囲で、またご興味に応じてお読みください。
    文学研究ではなく、目の前の子どもへの理解を深めるために、話し合う材料の一つとしましょう。

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
みなさまのお申し込みをお待ちしています。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 家庭論学習会事務局

十月の学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。年に数回開催し、親子関係や、その他現代の子どもを取り巻く様々な問題に関する悩みを話し合い、ご一緒に考えています。

 

10月の学習会は「思春期」がテーマです。

ルソーの教育論に「私たちはいわば二度この世に生まれる。一度目は存在するために、二度目は生きるために」とあり、この「二度目」が思春期です。
一度目は親から生を与えられ、しかし二度目は、自分の人生を生きていくために、本人が自分で生まれ直さなければなりません。

親としても戸惑うことが多く、いわば子育ての山場です。
思春期という大切な節目について理解を深めることが、子どものために、また親自身のためにも肝要です。
様々な問題が表面化する時期ですが、親子共に成長するチャンスだと考えます。

ネットで読むことができる論文を、テキストにします。
思春期の問題がわずか6ページによくまとめられています。
自分の感情がみえなくなる「よい子」や、体調を崩す子どもの問題も取り上げています。
論文を書いた乾  義輝氏は、元公立高校教師で、県立法隆寺国際高等学校校長を務めた後、現在は奈良教育研究所に勤務されています。

  1. 日時:10月15日(日曜)14:00~16:00
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)
  4. テキスト:乾 義輝「 豊かな人間性を培う家庭教育の推進 ―「思春期」家庭の支援の在り方― 」
    http://www.nps.ed.jp/nara-c/gakushi/kiyou/h17/data/a/a15.pdf
    ※テキストは上記アドレスで見ることができますが、参加申し込み者には念のため、テキストのPDFファイルをメールに添付してお送りします。また、印刷ができない等ご事情があれば、印刷したものを郵送します。

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

鶏鳴学園講師 田中由美子
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七月の学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。年に数回開催し、親子関係や、その他現代の子どもを取り巻く様々な問題に関する悩みを話し合い、ご一緒に考えています。

 

七月の学習会は「教育虐待」がテーマです。
この言葉をつい最近知りました。
子どもの教育に関して、家庭や学校で、意図的か否かに関わらず「虐待」が少なからず起こっているというのが、テキストの著者の問題意識です。

著者、古荘氏は、小児科医、児童精神科医であり、現在は青山学院大学の教授も務めています。
患者として接してきた若者たちの悩みに、大学でも少なからず遭遇し、衝撃を受けたと述べます。
「恵まれた家庭で育ち、何の問題もないように見える多くの学生が、成長過程で抱えた心の問題を積み残したまま、大学に入学して」、「授業に出て来られなってしまう学生もたくさんいます」と述べています。

特別な学校や家庭での問題としてではなく、この問題を切り口に私たちの社会や教育、子育てについて、考えてみましょう。

  1. 日時:2017年7月23日(日曜)14:00~16:00
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)
  4. テキスト:古荘純一・磯崎祐介著 『教育(虐待・教育ネグレクト 日本の教育システムと親が抱える問題』(光文社新書 2015年)

※「はじめに」と第1章を中心に、第4章まで読みます。拾い読みしながら進めます。事前に読む時間のとれない方も、ぜひ奮ってご参加ください。

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
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鶏鳴学園講師 田中由美子
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五月の学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。年に数回開催し、親子関係や、その他現代の子どもを取り巻く様々な問題に関する悩みを話し合い、ご一緒に考えています。

 

5月は、山田太一の親子論を読みます。
山田氏はテレビドラマの脚本家であり、『男たちの旅路』や、『岸辺のアルバム』、『ふぞろいの林檎たち』など家族を描いたドラマが70~80年代にヒットしました。
今回のテキストは、彼自身の子育てや、子ども時代の経験、親への思いが率直につづられているところが魅力です。

彼は、その経験をもとに、子どもは親の教育次第だなどと考えるのは傲慢であり、親ができることは「ほんの少しばかり」だと述べています。

確かに、子育てのプレッシャーが大きく、子どもも疲れ気味である現状は問題です。

しかし、親に子育てについての一定の責任があるのも事実です。
親ができる「ほんの少しばかり」のこととは何なのでしょうか。
話し合ってみませんか。

 

  1. 日時:2017年5月14日(日曜)14:00~16:00
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円
  4. テキスト:山田太一著『親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと』(PHP新書 2014年)

※第一章のp50までを中心に読みます。拾い読みしながら話し合う気軽な会です。事前に読む時間のとれない方も、ぜひ奮ってご参加ください。

 

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
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鶏鳴学園講師 田中由美子
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三月の学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。年に数回開催し、親子関係や、その他現代の子どもを取り巻く様々な問題に関する悩みを話し合い、ご一緒に考えています。

 

3月の学習会は、昨年12月に引き続きケータイ・スマホがテーマです。
今回は、子どもにケータイ・スマホを買い与える保護者として知っておくべきこと、やっておくべきこと、また、この問題の親子間での話し合いなど、具体策について考えます。

まず、子どものスマホに関してどんな問題が起こっているのか、起こり得るのか、友人関係の問題の他、一般社会とネットでつながることによるトラブルについても学びます。

Wi-Fiにも対応するフィルタリングなど技術的な対策の情報を得て、またそのことを含めて子どもとどのように話し合っていけるか、考えてみましょう。
使い方のルールを親子で交わすとすれば、どんな項目にすべきでしょうか。
本やネットで見られるルールの例は、たんに「時間管理」のためのものが多く、子どもの反感を買うだけで、実生活で機能しそうにありません。
いくつかの例をたたき台にして、私たちそれぞれの思いを込めたルール案も考えてみます。

すでにお子様にスマホを持たせておられる保護者の方、またゲームの問題にお悩みの方にも、参考にしにしていただけると思います。

 

なお、今年は、学習会の時間を、これまでの2時間半から2時間に短縮します。
どうぞお気軽にご参加ください。

  1. 日時:2017年3月19日(日曜)14:00~16:00 
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円
  4. テキスト:竹内和雄著『スマホチルドレン対応マニュアル』(中公新書ラクレ2013年)
    ※ 学習会では4章や5章などを中心に大切な箇所を拾い読みしながら進めます。事前に読む時間のとれない方も、ぜひ奮ってご参加ください。

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
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鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
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十二月の学習会のご案内

大人のための「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。年に数回開催し、親子関係や、その他現代の子どもを取り巻く様々な問題に関する悩みを話し合い、ご一緒に考えています。

 

12月は、尾木直樹著『「ケータイ時代」を生きるきみへ』をテキストに、「携帯・ネット」がテーマです。
どうぞお気軽にご参加ください。

  1. 日時:2016年12月11日(日曜)14:00~16:30 
  2. 場所:鶏鳴学園
  3. 参加費:1,000円
  4. テキスト:尾木直樹著『「ケータイ時代」を生きるきみへ』(岩波ジュニア新書)

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
ご連絡をお待ちしています。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

 

  *** テキストと読み方について ***

このテキストで注目すべきは、尾木がたんに「ケータイ依存」への対処法を述べているのではなく、思春期の子どもたちの自立や人格形成のために、ケータイやネットの問題をどう考えるべきか、論じている点です。
「新しい自分づくり」や「精神的な自立」(p70・71)、「個の確立」(p158)を問題にしています。
また、大学生になってから「親の人生観や学校で教えられた価値観ばかり」の自分の空虚さに気付き、ひきこもるケースについても述べられています(p159)。

また、「人権」や「民主主義」という視点を重視しています。(p43、151、185)。ケータイやネットを通して人権が軽視されることに問題があり、そもそも、それはリアル社会の問題でもあると述べています。

後者の、民主的な人間関係を私たち大人が築き、子どもの人権も十分に尊重されなければ、前者の子どもの「個の確立」や「自立」も達成され得ないのではないでしょうか。
学習会では、主に以下の箇所を取り上げます。
40ページほどですが、学習会の中でも拾い読みしますので、テキストを読む時間のない方も、遠慮なく参加してください

1章 p2~19
3章 p48~50、70~71
4章 p85~87
6章 p150~153
7章 p156~159
8章 p182~186、p213~215

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
ご連絡をお待ちしています。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 家庭論学習会事務局

十月・十二月の学習会のご案内

2016年10月30日に『「個性」を煽られる子どもたち』 学習会、
12月11日に『「ケータイ時代」を生きるきみへ』学習会を開催します。

 

この秋は、「思春期の友人関係」と「携帯・ネット」をテーマに、以下の通り、二回開催します。

10月のテキストの著者、土井隆義は、今子どもたちが、一見屈託ない友人関係に、実は多大に気を遣い合っている背景を論じています。
12月は、「尾木ママ」が、思春期の子どもの成長にとっての携帯やネットの意味や問題を論じたテキストです。
どちらも、今の子どもたちを考えるための入門書的なものです。

1. 日時:
2016年10月30日(日曜)14:00~16:30
2016年
12月11日(日曜)14:00~16:30
2.場所:鶏鳴学園
3.参加費:1,000円
4.テキスト:
10月 土井隆義著『「個性」を煽られる子どもたち』 (岩波ブックレット) 
12月 尾木直樹著『「ケータイ時代」を生きるきみへ』(岩波ジュニア新書)

みなさまのご参加をお待ちしています。
10月と12月、どちらか片方への参加でも結構です。

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

主にどの箇所を読んで話し合うのか、後日ご連絡いたします。

 

 *** テキストと、テーマについて ***

私の勤める国語専門塾、鶏鳴学園では、毎年保護者会を開催し、保護者の方と子どもたちの状況について話し合います。
今夏の保護者会で、10月のテーマ、「思春期の友人関係」に関して特に印象に残ったことがあります。

それは、あるお母様から、学校の教師が「中高一貫の6年間で一生の友だちをつくりなさい」と子どもたちに話すと聞いたことです。
私はそうした指導に大いに疑問を感じました。

もちろん、多感な思春期だから特別な関係が生まれるというケースはあるでしょう。

しかし、私はむしろ、中高生の友人関係は原理的にとても難しいと思います。
彼らが、自分が何者なのかよくわからないという混沌の真っ只中にあるからです。
自分のことがよくわからなくて悩んでいる最中に、他者と確かな関係が築けるでしょうか。

そんな彼らに「一生の友だち」をつくれなどとプレッシャーをかけてはならないと思います。
そもそも友人関係は目的にはなり得ませんが、何よりも、「友だち」がいなくてはならないという彼ら自身の強迫的な思いを逆なでするようなことではないでしょうか。
また、子どもたちの多くは実際に、思春期の始まる小学校高学年頃から友人関係の問題を抱え、神経をすり減らしています。

10月のテキストは、正に彼らのそういった状況について考えるものです。

 

12月の「携帯とネット」も保護者会でよく話題になります。
どのご家庭でも、どのように使わせるのか使わせないのか、大変悩ましい問題です。
どう考えればよいのでしょうか。

また、この問題の根本的な難しさは、その底流で、10月のテーマ、「思春期の友人関係」の問題と深くつながっている点にあるのではないでしょうか。

 

鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 家庭論学習会事務局

参加のお申込みは、下記、フォームメールにて、お願いいたします。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

五月・七月の学習会のご案内

上野千鶴子編『主婦論争を読む』学習会のご案内  

5月22日(日曜)と、7月17日(日曜)に開催します

 

次回からのテキストは、1950~70年代の「主婦論争」を収録したものです。
当時、様々な分野の学者や、また主婦自身も加わって、主婦の生き方ってどうなの?という大論争がありました。
『Ⅰ』と『Ⅱ』の二冊ありますので、5月と7月に一冊ずつ読みます。

 

50年代は、戦後の高度経済成長とサラリーマン化によって専業主婦が急増した時代です。
女性も農業、商業など家業の労働力であった時代からの大転換でした。
大家族から核家族へと移行し、また、男女が仕事と家庭を完全分業するようになりました。

60年を経た今、日本社会は圧倒的に豊かになり、また女性の社会進出も進みましたが、基本的な家庭の枠組みや、男女分業の意識に大きな変化はありません。

現在の私たちの問題をしっかりと考えるには、私たちの親の世代の、日本社会や家庭のあり方の大転換、変質のところから考えてみる必要があると思います。

 

参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html

主にどの箇所を読んで話し合うのか、後日ご連絡します。
5月と7月、どちらか片方への参加でも結構です。

 

1. 日時:5月22日(日曜)14:00~16:30  
                  7月17日(日曜)14:00~16:30
2.場所:鶏鳴学園
3.参加費:1,000円
4.テキスト:
5月 上野千鶴子編『主婦論争を読む Ⅰ』 (勁草書房)
7月      〃   『     〃       Ⅱ』 (勁草書房)

※テキストは、 『Ⅰ』が2,900円、『Ⅱ』が3,800円(税抜)と少々高価ですので、中古でも十分です。または、図書館で借りてご用意ください。

鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 家庭論学習会事務局 田中由美子

参加のお申込みは、下記、フォームメールにて、お願いします。
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三月の学習会のご案内

松田道雄著『女と自由と愛』学習会のご案内
2016年3月13日(日曜)に開催します

 

女性はどう生きることが、自立した、自由な生き方なのか。本書は、仕事か結婚か、また、家庭、恋愛といったデリケートな問題に真正面から答えています。

松田道雄(1908 – 1998年)は小児科医であり、育児書『育児の百科』(岩波書店1967年)はベストセラーとなり、また歴史家でもありました。

松田が女性のそういった難しい問題を取り上げるのは、開業医として、長く地域の家庭や多くの母親、女性の生き方を見守ってきた経験が土台になっています。

また、松田に、人間の社会は人間の都合のいいように人為をもって変えていけばいいんだという信念があるからだと思います。その信念が本書の全編を貫いています。現実社会での女性が置かれた立場やその問題をリアルに捉え、その上で、本来社会はどうあるべきなのか、家庭の本来の意味は何かと真正面から問うています。

1979年刊行ですから、少々古く感じる箇所もあります。

また、その後、男女雇用機会均等法などの法整備や、女性の社会進出も進みました。

しかし、男女ともに晩婚化、非婚化が進み、離婚率は上昇し、現在も、女性がどう生きるのかという根本的な問題には、誰もそう簡単には答えが出せません。

 

学習会では、テキストの大事な箇所をご一緒に読みながら考えます。

参加をご希望の方は、開催日の一週間前までに、下記、連絡先宛てにお申し込みください。

  1. 日時 : 313日(日曜)14001630 
  2. 場所 : 鶏鳴学園
  3. 今回の参加条件 : 鶏鳴学園生徒保護者・卒塾生・卒塾生保護者
  4. 参加費:無料  ※ただし、4月以降は一回1,000円です。
  5. テキスト:松田 道雄著『女と自由と愛』 (岩波新書) 1979年
    ※ 本書は絶版となっていますので、amazonなどで中古品を購入されるか、図書館で借りて、ご用意ください。

鶏鳴学園講師 田中由美子

◆連絡先
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 家庭論学習会事務局 田中由美子
メールアドレス: keimei@zg8.so-net.ne.jp